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塗替えできない屋根材「ノンアスベスト屋根材」はどうしたらいいの?

コラム塗装お役立ち情報

2024.03.31 (Sun) 更新

ノンアスベスト 屋根

 

塗装をお断りするスレート屋根ができた経緯

 

まずは、このような塗装出来ない屋根材がなぜ住宅の屋根に出回ってしまったのか、その経緯について解説していきます。

日本の屋根材として長く作られてきたのは、セメントに石綿(アスベスト)を混ぜて圧縮成型した”石綿スレート”というものです。

断熱性・防火性・耐久性が高く、日本では多く普及しました。

しかし、1975年ころからアスベストが原因と考えられる悪性中皮腫や肺の繊維化・肺がんが多く報告され大きな社会問題となっていき、

段階的に含有量が規制され、2004年に完全に規制がされました。

建材メーカーは将来の規制を考えて、1990年からアスベストを含まない製品の開発を行いを1990年後半に一斉に販売を開始しました。

1990年後半〜2004年頃までに製造・施工された屋根材にはアスベストを含まないノンアスベスト屋根材です。

2004年以降も引き続きノンアスベスト屋根材が発売されています。

しかし急にアスベストを使わない製品を開発したため、1990年後半から2008年ころまでに製造・販売されたこのノンアスベスト屋根材は、どの商品も耐久性に乏しく、8年~10年くらいすると不具合が多く報告されはじめ、生産中止となっています。

つまり1996年~2008年までに製造されたノンアスベスト屋根材(各メーカーによって販売期間は違います)が使われた戸建住宅では、

残念ながら、塗替え時に比較的安価なメンテナンスである塗装を選択できないという状況になってしまいました。

 

 

問題のあるノンアスベスト屋根材の種類と代表的な不具合

 

塗装をお断りする屋根材の種類と主な不具合は主に旧クボタ(現:KMEW)の製品やニチハのパミールセキスイかわらUなどです。

改善されて同じ名称で販売していた商品もありますので、あくまでもある一時期に販売されていた商品だけですが、築16年を超えてまだお宅の場合は、このノンアスベスト屋根材を使っている可能性があり、一度も塗替えをしていない場合は注意が必要です。

逆に築15年未満の家の場合はほとんどの場合は改善されたノンアスベスト屋根材が使われている可能性が高いと思います。

主な商品名と販売期間は下記の表に記載の通りです。

 

■代表的なノンアスベスト屋根材の商品名と販売時期

問題のあるノンアスベスト屋根材の種類と代表的な不具合

 

塗装できない(正確にはしない)屋根材として有名なのはニチハ株式会社が1996~2008年この中でも比較的多く使われているのは、パミールコロニアルと言われる商品だと思います。

まずパミールは、8年から10年くらいで、ミルフィーユの様にスレートの層が剥離をしてきます。

 

スレート層 剥離

 

剥離 ミルフィーユ現象

 

 

パミールは、薄い板を一枚ずつ重ね合わせ圧縮して水分を抜いていく抄造法(しょうぞうほう)という方法で製造されていました。

そのため層間に剥離が発生しやすいのです。

これはミルフィーユ現象とも呼ばれますが、表面から1枚ずつ剥がれてしまうことで屋根材の素地が露出してしまいます。

この製造方法の場合、表面の防水性の低下等で、それぞれの層に剥がれが生じてきてミルフィーユのようにサクサクになってきます。

実際に10年~15年くらいたった劣化の激しいパミールの現場は上を歩くとサクサクとした感じが足に感じるくらいです。

次に旧クボタや旧松下電工製のコロニアルやレザスに関しては、主に不規則に多い割れや欠けが発生します。

 

層剥離

層剥離 屋根割れ

 

また一部の製品に関してはパミールほどではありませんが層剥離が起こる場合もあります。

こちらのスレートも強度自体が弱くなっているので塗装で上を踏むことで割れがさらに増えるということが起こりえます。

 

次にセキスイかわらUです。

 

セキスイ かわらU 劣化

 

 

セキスイのかわらUは独特の形状をしているので判断しやすいのですが、こちらも初期のノンアスベストタイプでは割れ・欠けを起こしやすくなっています。

見分ける際には築年数から該当期間であるかどうかと、症状を見て判断することになります。

形状がU型をしているので、一般的なカバー工法という手法がとれない屋根材です。

かわらU専用のカバー工法用の部材も一部ありますが、費用は他の金属カバー屋根材より高額になりやすいです。

そのためかわらUに関しては葺き替えの提案になります。

 

塗装をお断りする理由

 

なぜ一定の時期のノンアスベスト屋根材の塗装をお断りするのかをご説明したいと思います。理由は主に2点です。

1点目は、再度塗装をしても数年で剥離が発生する可能性が高いためです。

まだ表層の層間剥離が起きていない状態で塗装ができれば別なのですが、すでに症状が起きている状態では、上から塗装をしたとしても密着せず、短期間で剥離が出てしまうので、

そのことをご了承いただけない限り塗装をお断りすることになります。

 

 

2点目は破損防止と作業者の安全配慮です。

屋根は例え足場を設置したとしても落下の危険が伴います。

特にミルフィーユ現象が起こっている屋根や、欠けが多発している屋根材は強度不足で塗装のために上に乗るだけで割れる可能性が高く、それが原因で落下する危険性があります。

また補修をしながら塗装をすることになるのですが、補修のために上に乗るたびに補修箇所が増えることが予想されるため、補修しきれません。

特にかわらUは独特の形状もあって、どうしても重量が集中して割れやすいので作業自体をお断りする可能性が高いです。

塗装のご依頼をいただきながら申し訳ないとは思いますが、2つの点から塗装での補修と言う形は難しいことをご理解いただきたいと思います。

 

ただ、ご相談いただく中で、一定の業者は塗装可能という判断をするケースもあると聞くことがあります。

しかししっかりとアフターフォローをする業者ほどきっぱりと塗装できないと説明をすると思います。

塗装をすれば“後はどうなっても知らない”と言う業者だけが一定の時期のノンアスベスト屋根材を塗装できると言っていると思います。

 

このような屋根材の場合だと、ペイントウォールでは、カバー工法か吹き替えのご提案をさせていただきます。

現時点でミルフィーユ現象や割れ・欠けが発生している場合は、雨漏れの懸念もあるので早急に対応が必要ですが、上記の理由で塗装をすることができないので、塗装より費用は掛かってしまうのですが、カバー工法での提案になります。

 

 

カバー工法について

 

屋根 カバー工法屋根 カバー工法

 

 

カバー工法は大きく分けると金属系のスレート型の屋根材を重ねるものと、アスファルトシングルと呼ばれているシート状のものを上から施工する方法があります。

工法としてはどちらとも、現状の屋根の上にルーフィングという防水シートを新たに設置し、その上に金属スレートかシートを新設する方法で行います。

カバー工法は既存の屋根材の上に重ねる形になるので重量が軽い金属やシートが最適になります。

吹き替えに比べて既存のスレートの処分費が必要ない分割安になります。

また金属系のスレート屋根の場合、主にガルバニウム鋼板という金属が使われています。

ガルバリウム鋼板はエアコンの室外機にも使われている素材で、非常に錆びにくく耐候性の高い素材なので、塗料よりは耐候性が高い場合が多く、メーカーによっては20年を超える錆保証や色保証をしているものもあります。

 

 

選んではいけないカバー工法がある

 

残念ながらカバー工法は耐久性が高いというメリットはありますが、塗装に比べて非常に費用が高くなります。

そのような中で最近新しいカバー工法として、シール工法を使ったカバー工法が出てきました。

これは、一般的なカバー工法は、通常の屋根の施工の様に釘を使って新設するのに対して、既存の屋根材に接着剤使って接着する工法です。

一般的なカバー工法と違ってルーフィングという防水シート等の作業が不要なのと、棟や板金を既存の物を使うので、費用も一般的なカバー工法の半分くらいになります。

費用が安いため、ノンアスベスト屋根材に提案する業者さんもいらっしゃるようですが、パミールや一部旧クボタ製のようにミルフィーユ現象を起こしている屋根の場合は、

接着材が下まで浸透せず表面の層が剥がれて、設置した屋根材が落下する可能性がありますのでちゃんとしている業者は提案しません。

この工法はアスベストが入った古い屋根材や2008年以降のスレート屋根材には費用が安くする有効な工法ではありますが、残念ながら一定期間のノンアスベスト屋根材には活用できません。

 

 

 

アスベストが含まれる屋根材の塗装は?

 

以前にアスベストが含まれる可能性のある屋根材の場合には事前調査の実施や作用時の安全基準が大幅に改正されたことをご案内しました。

(記事:【 アスベスト 規制が法改正で強化】戸建ての塗替え工事でも “石綿の事前調査”が必須に!法規制に対応した業者選びを!

 

ノンアスベスト屋根材の場合にはアスベストは含まれていないので問題はありませんが、建てられた年によって判断が変わります。

もしアスベストを含む屋根材が使われている場合には、対処方法が変わり事前調査や屋根材の処分費用が高くなる可能性もあります。

※国土交通省:アスベスト対策Q&A

この事前調査は有資格者しか実施できないことになっています。ペイントウォールはしっかりと資格者(建築物石綿含有建材調査者)がおりますので安心していただけたらと思います。

 

 

まとめ

 

 

ノンアスベスト屋根材は、各メーカーとも急いでアスベスト対策をした結果生み出された屋根材です。

実際に不具合が出るまで7年~10年かかったので、10年くらいたってようやく問題に気が付きその後すぐに改良されましたが、その間に発売された屋根材は残念ながら塗装という安価な補修方法がとれないのが現状です。

今のところ各メーカーは製品としての不具合を認めておらず、年数もたっていて経年劣化と言うことで補償する気配はありません。

大変残念なのですが、まともな塗装業者では、塗装でなくカバー工法か葺き替えの提案になってしまいます。

ペイントウォールでは、事前に屋根の状態をチェックさせていただき塗装の可否を判断し、葺き替えやカバー工法の中でも、現状の屋根の状態に即した最適な選択をしていただけるように、商品を選定してご提案させていただいておりますので、お気軽にご相談いただければと思います。

 

 

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