外壁のシーリング補修は 増し打ち・打ち替えどっちがいい?プロが見極め方を解説!
2026.07.23 (Thu) 更新
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本日のテーマは、外壁のシーリング(コーキング)の補修工法「増し打ち」と「打ち替え」の違いについてです。
「シーリングが硬くなってきた」「目地にひびが入ってきた」など、そろそろ補修工事をご検討中のお客様は、ぜひ最後までご覧くださいませ。
外壁の「シーリング(コーキング)」とは、サイディングボードなどの建材のつなぎ目(目地)や、窓まわりの隙間を埋める材料・工程のことを指します。
現場では「コーキング」「シーリング」「シール」といった呼び方がありますが、建築用語としてはほぼ同じ意味で使われています。
この記事では、地域や年代によって呼び方が異なる点も踏まえ、「シーリング(コーキング)」という表記で統一してご紹介します。

シーリングは、外壁のつなぎ目だけでなく、サッシまわり、ベランダ・バルコニーなど、お家のさまざまな箇所に使われています。
シーリング材には弾力性のある成分が含まれており、雨水の侵入を防ぐ、地震などによる建物の揺れの負担を緩和するといった、お家を守るための重要な役割を担っています。
シーリング材の材質にはシリコン系、変成シリコン系、ウレタン系、アクリル系などいくつかの種類があり、使用箇所や目的に合わせて選ばれています。

立地条件やお家をとりまく環境によっても差はありますが、外壁シーリングの寿命は、一般的に5年〜10年程度が目安といわれています。使用しているシーリング材の種類によっても耐用年数は変わってきますので、あくまで一つの目安としてご参考ください。
外壁シーリングは日々紫外線を浴び、雨風の影響も受け続けるため、外壁本体よりも劣化しやすいという特性があります。
劣化が始まると「伸縮性」「防水性」を少しずつ失っていき、そのまま放置してしまうと、外壁のひび割れや雨漏りの原因になってしまうこともあります💦 定期的な塗装メンテナンスのタイミング(10年前後が目安とされることが多いです)に合わせて、シーリングの状態もあわせてチェックしておくと安心です。

外壁シーリングの補修方法には、大きく分けて「増し打ち」と「打ち替え」の2種類があります。
現状のシーリングを撤去せず、その上から新しいシーリング材を重ねて補充する方法です。
既存のシーリングを取り除く手間がかからず、使用する材料も少なくて済むため、打ち替えに比べて比較的費用を抑えやすい工法です。
外壁本体よりも動きが少ない窓・サッシまわりや入り隅などで、既存シーリングの劣化が比較的軽い場合には、増し打ちが選ばれることもあります。

現状のシーリング材を綺麗に撤去してから、新しくシーリング材を充填し直す方法です。
特に、外壁サイディングボードのつなぎ目部分のシーリングは経年劣化が進みやすく、築10年前後になるとひび割れなどが発生しているケースも多いため、打ち替えが選ばれることが多い工法です。

Q. 増し打ちと打ち替え、どちらの工法のほうがいいの?
どちらが一方的に良い・悪いというものではなく、劣化状態や周りの環境などによって適切な方法が変わってきます。ペイントウォールでは、現場調査を行いプロの目でしっかりとどちらの工法で進めるべきかを見極めております。
「シーリングは全て打ち替えで補修したほうが安心なのでは?」というイメージをお持ちの方は多く、窓枠(サッシ)まわりに増し打ち工法をご提案すると、少しご不安に感じられることもあるかもしれません。
実は、窓枠(サッシ)など部位によっては、増し打ちのほうが適している場合もあります。
理由としては、窓枠(サッシ)には金属製のハットジョイナーが入っていないことが多く、古いシーリングを取り除くためにカッターを入れると、窓枠部分に入っている防水シートまで傷つけてしまう可能性があるためです。
その結果、かえって水の侵入を許してしまう状態になりかねません。
ただし、現状のシーリングの劣化が進み、粉状にボロボロになってしまっている場合などは、劣化部分を綺麗に撤去する打ち替えが選ばれることもあります。
重要なのは、シーリングの状態をしっかり確認し、お家の環境にも合わせた最適な工法を見極めること、そしてお客様がご不安に感じられることのないよう、なぜその工法をとるのかをわかりやすくご説明することだと考えております。
ペイントウォールでは、豊富な施工実績をもとに、お客様のお家に合わせた適切な補修方法をご提案いたします!
STEP1古いシーリングを切り取って撤去する
打ち替えの場合、既存のシーリング材をカッターなどで丁寧に切り取り、目地の中まで綺麗に撤去します。
STEP2プライマーを塗布する
プライマーは、シーリング材と下地との接着力を高めるほか、被着面の細かいホコリや、被着体から出るアクを抑える役割があります。さらに、シーリング材の成分が被着体側へ移行するのを抑える働きもあり、仕上がりの耐久性を左右する重要な工程です。
STEP3シーリング材を充填する
コーキングガンを使い、目地にシーリング材を充填していきます。DIYではなかなかプロの職人のように均等に美しく充填するのは難しいと言われている工程です。
STEP4ヘラで仕上げる
充填したシーリング材をヘラでならして仕上げます。充填・仕上げのどちらも、職人の経験と技術が仕上がりの美しさを大きく左右する工程です。
外壁シーリングは目につきやすい箇所でもありますので、プロの職人にお任せいただくことをおすすめいたします。
シーリング材を充填する際に大切なのは、接着させる面の二面だけに接着させ、目地の底には接着させないこと、つまり二面接着で施工することです。
二面接着で施工すると、建物の動きに合わせてシーリングが左右にしなやかに伸び縮みしてくれます。
三面接着になってしまうと、ハットジョイナー(サイディングの目地部分に入れる金具)やバックアップ材(目地に入れるスポンジ状の部材)にまでシーリングが接着してしまい、建物が動いたときの負荷が逃げ場を失って、サイディングボードからシーリングが剥がれてしまう可能性が高くなります。

二面接着にするために、ボンドブレーカーと呼ばれる、目地の奥側に貼るテープ状の材料を使い、目地底面へシーリング材が接着するのを防止します。シーリング工事の中でも、非常に大切な工程のひとつです。
物件によっては、バックアップ材(スポンジ状の部材)で目地の奥側を埋めて深さを調節し、三面接着を防ぐ方法をとることもあります。

ペイントウォールでは、打ち替えのためにシーリングを撤去した際、ハットジョイナーにボンドブレーカー(青いテープ)が残っているかを一つひとつ確認しています。
もし残っていない箇所があれば、新たにボンドブレーカーを貼っていきます。三面接着になって早期にシーリングが切れてしまわないよう、細かい部分までチェックを怠らず、丁寧に仕上げていきます。
お家のシーリング劣化にお悩みの方に向けて、創業100年超えの塗料専門店がおすすめするシーリング材は、オート化学工業株式会社の「オートンイクシード」です。
メーカーの製品情報によると、オートンイクシードは新たに開発された特殊な高耐久ポリマー「LSポリマー」を配合することで、繰り返す目地の動きに強い「耐久性」と、紫外線などの劣化要因に強い「耐候性」の両立を目指した製品とされています。経年で流出しやすい可塑剤を配合しない設計により、柔らかさを長く保ちやすいことも特長のひとつです。
なお、具体的な耐用年数は使用環境やお家の条件によって変わりますので、断定的な年数はここでは記載いたしません。気になる方は、現地調査の際にあわせてご説明させていただきます。

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※本記事に記載のシーリング材の耐用年数・特長等は、各種メーカー公開情報および一般的な業界情報をもとに構成しております。実際の耐用年数はお家の環境や施工条件により異なりますので、詳細は現地調査の上でご案内いたします。











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